捻挫したら湿布と痛み止めというのが一般的になっていますが、これは間違いです。
湿布(パップ剤)は血行促進剤が入っていて、痛みの物質を流すという現象を消炎としています。
ですが、組織が壊れているのに血行促進すると漏れ出す量が増えて、逆に腫れがひどくなります。
最初の3日間は湿布(パップ剤)は張らないでください。
痛み止めも、痛みを感じないのはいいように思いますが、感じない分使ってしまって怪我がひどくなる例が多々見られます。
一番は「冷やす」事です。
保冷剤や氷水で患部を冷やす事が大事です。
当院では怪我を早く治すために血行を促進しない湿布や、昔ながらの綿包帯を使います。
当院で対処した場合の治癒するまでの期間は、通常の湿布、痛み止めで対処した場合と比較すると半分から1/3位変わります。
面倒に感じますが、怪我の期間が半分以下になること、予後が良いことを考えると小さな怪我でもちゃんと対処した方がいいですね。
指などの関節を引っ張ったり、強く折り曲げたりすると「ボキッ」という音が鳴ります。
この現象をキャビテーションと言います。
この現象が起きると関節のゆとりが1.5倍になり、これによって生じる衝撃波が痛みをマヒさせます。
素晴らしい技術ですが、やり過ぎると体には毒ですね。
軟部組織が肥厚したり、関節が変形したりしますし、緩い関節になり過ぎるというマイナス点があります。患者さんの状態・ご都合に合わせてキャビテーションの矯正なのか、緩い矯正なのか使い分ける必要がありますね。
注意
このキャビテーションを起こす矯正は技術力が無いと力や勢いで行ったり、関節を限定せず行ったりと、非常に危険な施術を行うことになります。
首全体を捻ったり、腰全体を捻ったり、膝で行ったりする施術は受けない方が良いでしょう。
当院のスタッフは筋の損傷を最小限にほぐすことが出来ます。
自分の前腕の細い筋肉を親指で抑えて捏ねると「ゴリ」と筋がずれるのが分かります。
この様に筋を揉むと筋は傷つくのです。
傷ついた筋は全て筋の線維では治らず、結合組織で修復されるため、収縮能力を持たない部分となります。
筋が弛緩するよりも損傷する割合の方が多くなるわけですね。
(結果、凝りやすい筋を作ることになる)
筋を把握してゴリゴリさせずに揉むことが理想。
当院のスタッフは入社するとこの事を徹底的に教育されます。
筋を切らないで揉めるようになるまでは大体普通の人で1年から3年位掛かりますね。
「揉捏・振戦」
マッサージの中で特に難しいのがこの二つ。
揉捏→筋を切らずに手や指を回したり、捏ねたりする方法。
振戦→振動させる方法。
ただ圧迫するよりも効率よく筋を弛緩させることが出来る技です。
当院は筋骨格系の専門であり、技術レベルは非常に高いと自負しております。
しかし、筋骨格系であっても施術できるものとできないもの、当院ではない選択の方がいいものがあります。
例えばオペ適応の膝・腰などの疾患、歯並びによる顎関節症や頭痛。
患者さんの状態がどの様なもので、どのような施術が適しているのかを正確に判断しお伝えするように、スタッフ一同心がけております。
大学病院や大きな病院からクリニック、歯科などをご紹介できます。
「体に不調があるけどどこに行けばいいのかわからない」
「今行っている治療室との違を知りたい」などなど…
相談は無料ですのでお気軽に!!